本焼包丁について
로지 분할包丁に興味がある方であればご存知かと思われますが、本焼包丁について解説したします。
そもそも、本焼の包丁とはなんなのか?
本格的な包丁の代表でもある本焼というのは、なぜあんなに高価なのか?また魅力とは何なのでしょうか。
まず価格が高価な点については、具体的にいえば完成に至るまでに非常に時間と手間がかかるということです。
一般家庭で使われる安価な包丁というのは、たいていのものが柔らかい鉄と鋼を抱き合わせる形で作られたものがほとんどです。
これについては製造が容易であり、安価かつ性能が安定したものも作れることで、一般家庭などでとても身近に使われています。
では本焼はどのように作られているかというと、純粋な鋼のみを使って作られているのが特徴です。
本格的な本焼というのは一般的に数万円から数百万円という価格で販売されているのが一般的でしたが、最近では1本、数千円という値段で販売している本焼包丁を見かけることが多くなってきました。
一般的に包丁で使われている鋼というのは和鋼と、安来鋼の二つになります。
和鋼は別名、玉鋼とも呼ばれており日本で古くから伝わる製鉄方法で作られる非常に希少性の高い素材です。
不純物が少なく硬質なためとても良質な刃物を作ることができますが、希少がゆえに多く出回るものではなく、製造コストがとてもかかるため出来上がったものも必然的に高価な品物になってしまいます。
次に安来鋼ですが、こちらは白青黄紙という三種類の名で有名です。現在国内で作られている包丁というのはほとんどがこの安来鋼です。
これらは炭素系といわれていますが、白紙と黄色は不純物を取り除かれた鋼にたいして、青紙というのは錆びやすさや耐久性を高めるためにタングステンといった素材を合わせ作られています。
そして、そこからさらに炭素を含んだ量によってランク付けがされ、1~3号まで区分されています。炭素が多く含んでいるものは、より硬質なものが作れるためランクが高くなります。
つまり、純粋な炭素系の本焼きを使用したい場合は白・黄紙のものを使い、本焼でありながら使い勝手も重視する場合は青紙を選択するというのが一般的になっているようです。
単純に切れ味を求めるというのであれば、白紙1号は真骨頂ともいえる存在で、熟練の職人が作り上げたものであれば、あらゆる包丁の中でも最も切れ味が良いものが作ることができるとされています。
しかし、現実的には高価であり、錆び浮きがしやすく維持も大変なため、観賞用として所有されている方も多いようです。
一言で本焼の包丁といっても様々な種類があり、使用する目的によって使う包丁も変わってくるということになります。
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